オス同士は激しく縄張り争いをします。闘魚としても有名で、タイでは賭けの対象ともなっています
↑ 威嚇するため、ヒレを広げ、エラを出しています。すごい迫力!
●通常はヒレは開いておらず、ボケーっと漂っていますが、同種が現れると、パッとヒレを広げ、一瞬で戦闘モードに入ります。この一瞬でこの魚のとりこになってしまう人も多いのでは。一匹でも鏡を使えば威嚇を始めます。
●ビンに入って売られていたりしますが、この魚、なんと空気呼吸が出来るからです。出来るというより、空気呼吸が主で、エラから4割、空気から6割程と言われています。
■川の氾濫で水溜りに閉じ込められた時、その閉じられた環境ではエサの奪い合い、メスのを奪い合いが起こります。そして勝たなければ自分の子孫を残すことはできません。このような生死をかけた環境に絶えずおかれることで、空気呼吸を身につけ、闘争本能も強まったのでしょう。
こんな魚ですから飼い方も特殊です。
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ベタの飼い方
ベタの飼い方------------------------------
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一般的にホームセンターなどで良く出回っている「ベタ」として売られている魚は、普通のベタということで「並ベタ」と呼ばれます。野生種のベタ・スプレンデンスの改良品種です。
【飼い方】
●改良品種ですので丈夫で通常の熱帯魚の飼いかたと同じです。水質は中性〜弱酸性の軟水と言われますが、養殖固体なので、養殖場の水質次第だと思われますのでそれほど神経質にならなくても良いと思います。
●寿命は2年程
●注意点は水槽内にはケンカをするので一匹しか飼えません。オスとメスでもやめておいたほうがよいようです。雌同士は比較的大丈夫ですが、私の経験では噛み付いて殺してしまった例もありました。つつき合いはやっぱりします 。他種には攻撃しないと良く説明されますが、気絶させるほどの攻撃はしないというだけで、つつき回すことは良くあります。中には全く他種に興味を示さないものもいますのでこれは個体差が大きいようです。
●ビンで飼育するのはマニアの人以外は無理だと思います。30cm水槽は用意してあげてほしいです。
●水流が強いとヒレが大きいので流されます。絶えず泳ぐ事になるので弱い水流、エアレーションの水流くらいがいいかもしれません。
●空気呼吸ですので息継ぎをしに水面に来ますが、この時、油膜(水面にできる油の膜のように見えるもの)があると呼吸不足に陥ってしまいます。エアレーションをすると油膜は消えます。
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ベタ・スプレンデンス周辺の分類-------------------------
キノボリウオ亜目・
Anabantoidei ←アナバスの仲間
ゴクラクギョ科 Belontiidae
←グラミーなど
トウギョ属 Betta ベタ全般
バブルネストグループ
【スプレンデンス・グループ】 同じグループは飼いかたもにています。
●スプレンデンス種 splendens
「輝いている」を意味するsplendor(ラテン語) 英語ではsplendidから由来していると思われます。
●インベリス種 imbellis
●スマラグディナ種 smaragdina
●(マハチャイ) betta sp(MAHACHAI)
●(和名不明) stiktos
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